電撃大王×百合部トークショー レポ
はい。本日参加してきました池袋アニメイト本店で開催の「電撃大王×百合部トークショー」!!
ゲストは皆さまご存じ『やがて君になる』仲谷鳰先生 『籠の少女は恋をする』川浪いずみ先生 電撃大王編集部・楠達矢さんです。
参加者が緊張のあまり直前にコーヒーがぶ飲みしたり、9階まで階段であがってくるという珍妙な行動を起こしているのを楽しく拝見しながら待ってました。
そしてこちらが会場ドーン!
トークショー会場、記者会見かな? pic.twitter.com/8yHxjrKrfv
— クスノキ(電撃大王編集者) (@kusunoki_AMW) 2018年2月3日
本当に記者会見場でした。後ろにある大きいスクリーンはなにに使うのかなー?と思っていたら1ミリも使われなくてちょっとおもしろかったです。
まず始めに、記憶を頼りに書いているので間違ってる箇所あるかもしれません。というか、参加者プレゼントのサイン色紙が手渡しと告知された時点で狼狽して記憶がパーンと音を立てて散りました。
なのでなにか不備不都合等ございましたら教えてください。
下記ではトークショーで覚えてるとこ・印象に残ったとこを抜粋して記載していきます。
『エクレア』について
『エクレア』は、『やがて君になる』の売り上げがなかなかよかったため、楠さんが「今ならいけるのでは?」で立ち上げた企画だそうです。曰く「僕の考えた最強の百合アンソロジー」。いいですね。いやもう、『エクレア』の刊行についてはひたすらにありがとうございます。
アンソロは通常複数の編集さんが分担して携わるらしいのですが、『エクレア bleue』はイラスト含めて19作品中、17作品が楠さん担当。またその時『やがて君になる』5巻発売準備と『籠の少女は恋をする』1巻発売準備、そしてインフルエンザ罹患と並行していたんですよね…すごい。ありがとうございます。
『やがて君になる』のタイトルと帯
やが君のタイトル案は他にもいくつかあり、『やがて〇〇な君になる』のようにもう少し長いのもあったそうです。
帯は1、2巻が楠さん案。3、4巻が仲谷先生案。5巻は4巻の予告で使用した文言を採用。
毎回お二人で案を出し合って、どちらのがよりいいか戦っているそうです。なにそれめっちゃ見たい。
今電撃25周年コラボで帯が変わっているみたいですが、帯含めて最高なのでぜひ通常帯も買ってほしいです。
いーやいや、『やがて君になる』は帯含めて完成度がすばらしいと名高いので帯超重要だから pic.twitter.com/PIirrX9UvT
— まあ (@maayada) 2017年12月14日
『籠の少女は恋をする』について
川浪先生は最初遊郭が舞台のお話を考えていらしたそうです。花魁同士の恋のお話。いいなー。正直言うとそちらもかなり読みたいです。宮木あや子さん『花宵道中』のような雰囲気の百合漫画がもしあったら最高ですね。
それで設定をもう少し現代寄りにしたのが籠の原形ということを聞いて、大分納得がいきました。なぜあそこまで閉じた空間なのかと思っていたのですが、遊郭が元の舞台ならなるほど確かにです。
参加者質問(抜粋)
・『エクレア』の由来
お菓子の名前にしようというのは予め決まっていたそうです。打ち合わせでいろいろ意見を募った結果、フランス語で稲妻、電撃が由来(諸説あり)の『エクレア』という案を採用。電撃だし読んだときの衝撃が電撃級、うまいですね。
ただエゴサすると「エクレアおいしー」というのがめっちゃ引っかかって来るので大変だそうです。
・行き詰まったらどうするか
仲谷先生:とりあえず頭のなかにあるものを全て文章化してアウトプット。それを楠さんに送って意見を聞く。
川浪先生:モヤモヤっとあるものを楠さんに出すとシュッとして返ってくる。
こことてもいいなぁと思いました。
楠さんは作家さんに「編集を便利な道具として使ってほしい」とお声がけしているようで、「行き詰まったとき等は誰かの意見を聞くのがいい。でもあんまりいっぱいだと意見がたくさんあってまとまらなくなるから、信頼できる一人に見せるのがいいと思うんですよ」と仰っていました。かっっこよくないですか?
そしてそのあとに「でも道具なんで、あんまりひどく扱うと壊れます」とくだけた雰囲気にしていて、さすがでした。
百合部の皆さん
大部分の司会をしてらしたゲマズ百合部長はかゆいところに手が届く質問と仕切り、ツッコミで大活躍されてました。「やが君読んでください!なんなら付箋貼って渡しましょうか!?」や籠の少女の「しんどい~~でも気になる~~」あたりが個人的にわかりすぎて頷いてました。
メイト百合部長は「女体が好き」トークで若干着地点迷子になりかけた際、「好きなものを描いてるといい感じになるんですね!」と素晴らしいフォローをしてくれてました。(「フォローして!」って要請されてたのも笑いました)
書泉百合部長さんは『エクレア blanche』 を「ブランチ」と読んでいたことが発覚。「ご飯?」とツッコまれていましたが、私も「エクレアの2冊目」とか「エクレア ブランch」とお茶を濁していたので目を逸らしつつ笑いました。
とまあ、全体的にアットホームで、トークショーってこんなに笑う感じなのか~と思うくらいに楽しかったです。他にも様々な質問に答えてくださったり、聞けて嬉しかった話等々たくさんありますが、この記事はこの辺で終わりにします。
本当に楽しかったです。関係者の皆様方ありがとうございましたー!!